転職を考えている人に知って欲しいことを、5つにまとめました。
転職って…
そもそも転職とは何なのでしょう。
転職とは職を変えることであり、場合によっては職種も変わるし業界も変わるし、勤務地も変わります。
つまり、どういうことかと言うと、業界・職種が変われば今までの仕事から学んだことや職場での交友関係が意味を成さなくなるし、勤務地が変われば家族・知人と離れることになります。
特に後者の変化は、人生に大きな影響を与えると思います。
仕事の疲れを癒やしてくれる家族の笑顔を毎日見ることができなくなる、子供の成長を毎日感じることができないし、上司の愚痴に付き合ってくれる飲み友達とは、気軽に飲みにいけなくなります。
…とネガティブなことばかり書きましたが、実際に転職する人はどれくらいいるのでしょう…
転職の現状
日本の年間の転職者は約280万人とのこと。
これを多いと見るか少ないと見るか…いや多いでしょ!
この数字を最初に見たとき、桁を間違えたかなと思いました。
だって約280万人だよ!四捨五入したら300万人だよ!
正社員から非正規社員へ転職するケースが多いとのこと。
転職する人は、上記のデメリットについて必ずと言っていいほど考えると思いますが、このデメリットを凌駕するほどのメリットが転職にはあるのでしょうか、はたまた、転職せざるを得ない理由があるのでしょうか…
転職の理由
家族と毎日会えない、友達とも遊べない…そんな状況を好むドMな人が日本には多いのでしょうか。
そんなことはないと信じたい…がそういう人も世の中にはいるのでしょうね(少数派だとは思うけど)。
けれども。多数派は何時の世にも存在するわけで、やはり、転職しないといけない理由を持っている人が多いのでしょう。
理由は何個か考えられます。
お金のこと
・給料が少ない
・残業代が出ない
・組合費が高い
仕事のこと
・同じことの繰り返しで視野が狭くなる
・仕事が与えられない
・指導・教育がしっかりしていない
・危険な作業が多い
・残業(仕事量)が多い
・やりがいがない
風土のこと
・環境がゆるすぎて合わない(逆もまた然り)
・査定・評価が不透明
・不平等な扱い
・仕事をしない人が多い。しかも高給取り(笑)
・上司が合わない
外部評価のこと
・自慢できる仕事じゃない
・会社の規模が小さい
大きく分けて4種類の理由があると思います。
特に重要なのは、給料についてとやりがいについて、男性であれば会社の規模についてもだと思います。
給料は、家族を養うこと、つまり人生設計に直結してくるし、やりがいは自分の仕事のモチベーションに関わる部分です。
仕事は人生のほとんどを占める重要な部分であり、ここにやりがいを求めるのは、当然のことでしょう。
男性なら合コンとかで見栄を張りたいよね(笑)
ちなみに私が転職を考えた理由は、やりがいと勤務地です。
今行っている仕事が本当に人の役に立っているのかと考える時間が増えたし、全国転勤のある会社であるため、将来設計が難しいと感じたことから、転職を考えました。
上記のように、転職を考える理由は多くあり、確かに転職にはデメリットがありますが、転職にチャレンジしてみたいという気持ちはわからなくもない…というかしたいよね。
この中で何個か当てはまる人がいたら、10分でもいいから転職について考えてみて欲しいです。
あと3万円給料が上がったら、毎日出勤後デスクに座るときにテンションが上がったら、合コンで「みんな知らないかもしれないけど」のセリフが「一応、業界最大手」ってセリフに変わったら…あなたの人生は良い方向に変わるかもしれません。
…と転職をすすめる変な流れになったが、果たして転職はできるのでしょうか…
転職の難易度
転職求人倍率というものを見ていきましょう。
転職求人倍率とは、転職したい人に対してどれくらいの求人があるかってことらしいです。
近年は、転職市場が活発であるため、転職求人倍率は2倍以上と非常に高い値となっています。
これは、つまり転職したい人よりも転職者を受け入れたい会社のほうが多いということであり、転職を考えている人にとって非常に有利な状況であると考えられます。
なぜ、このような状態になっているのか、考えられる理由は以下の通りです。
※転職者が少ない理由(さっき多いって書いたけど、求人に対して少ないということで…)
・日本で流行った終身雇用のせいで転職について悪いイメージがある
・今の仕事が忙し過ぎて、転職を考える余裕がない
・転職についての知識が足らず、転職は怖いといったイメージを持っている
・上司が怖くて辞職を言い出せない
※転職者が多く必要とされている理由
・企業に人を教育する力がなくなり、即戦力を求めるようになった
・業務の多角化により様々な業種を経験したジェネラリストが必要になった
以上のような理由により、転職者が少なく、受け入れが多いといった環境が出来上がっていると考えられます。
…ということは、転職の難易度は低いの?と聞かれそうだが、そうとは言い切れない自分がいます。
転職の形態(例えば正社員から派遣社員など)や規模(大企業から中小企業など)、転職前後の業種(同じであれば経験を生かせる)によっては難易度は比較的低いと言えるでしょう。
しかし、転職は難しいといった声がリアルでもネット上でも聞かれます。
これは、先程上げた元々転職に良いイメージがない人が自分の主張を通そうとしているというよりもむしろ、転職にチャレンジしたひとの意見ではないかと感じます。
実際に、身近な人で転職に失敗した人を見るし、そういう愚痴聞いています。
では、なぜ転職は難しくなるのでしょうか。
それは、転職に必要なことを知れば自ずと見えてくると思います…
転職に必要なもの
転職はなぜ難しくなるのでしょうか…
それは簡単なことで、転職をするために必要なものを持っていないからです。
よく就活で、内定を複数個持っている人と内定がない人というような格差が生じます。
会社が均等に就活生を欲しがっているわけではないし、やっぱり会社から見て欲しい人はだいたい決まっています。
やはり、競争だし、格差が生まれます。
転職でも同じで、転職に必要なものを持っていない人は会社から相手にされにくくなります。
チケットを持っていなければコンサート会場の椅子に座って聞くことは出来ない(会場の外で漏れた音を聞くか、壁をよじ登って侵入するか…絶対にやっちゃいけないよ!)し、スプーンを持っていなければスープはきれいに飲めません(フォークや箸で飲める強者もいるかも(笑))。
言い換えれば、転職に必要なものを的確に見出してそれを手に入れれば、良いのです。
さらに、言い換えれば転職に必要なものを洗い出して行けば、転職先が決まることもあります。
ここで重要なのは、転職に必要なものを手に入れる労力と転職で得られるメリットのバランスを考えることです。
転職をするために10年間勉強しましたでは話にならないし、1000万円使いましたじゃ笑いものですね。
転職に必要なものは、種々存在すると思いますが、ここでは一般論を挙げたいと思います。
1. お金
人によっては、転職のセミナーに参加したいと思うかもしれないし、面接用のスーツや筆記用具も買わなければなりません。
2. 時間
転職には下調べも含め、時間がかかります。転
職に失敗するひとはこの下調べをしっかりと行えていないことが多いと思います。
時間が欲しいといっても、長くだらだらと調査する必要はありあません。
この記事で基本的なことが分かったら、転職サイトを使って自分に本当に必要な知識を身につけるべきです。
大手だけではなく、マニアックな就職サイトを含め、表にまとめてみました。
ネット上に溢れているありきたりな表ではなく、完全オリジナルなので、是非一読してほしいです。
サイト名の下にサイトへのリンク貼ったので、とりあえず絶対に必要ないと思うサイト以外は訪問して欲しいと思います。
できるなら登録までした方がよいです。
実は最初の登録が転職の大きな障壁となっています。
登録なんて簡単じゃないかと思う人もいますが、最初の一歩を踏み出すのが実は難しいのです。
この記事をたまたま読んだ、というきっかけで最初の一歩を踏み出せたら良いのではないでしょうか。
こどもに勉強させたければ、開いた教科書が置いてある勉強机でゲームをさせるのです。
勉強机に触れる、教科書を開くという最初のステップが案外難しく、挫折ポイントです。
たった少し頑張るだけで人生は変わります。
表についての詳細は、別記事で記述します。
下調べを完璧に行いたい人は、別記事も合わせて読んでください。
サイト名 | 特徴 | 歴史 | 運営会社 | セミナー | アドバイザー | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
DODA | ・非公開求人多数 | △ | インテリジェンス | ○ | ○ | ・面接確約オファーが存在 |
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若者正社員チャレンジ | ・フリーター、派遣から正社員 ・公共事業 | × | 東京しごとセンター | ○ | ○ | ・企業内実習あり ・最大10万円の『キャリア習得奨励金』支給あり |
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・約8割が非公開求人 ・関東の求人を網羅 ・書類応募などを代行 | ○ | マイナビ | ○ | ○ | ・業界特化アドバイザー在籍 ・現職の退職アドバイスも有り | |
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3. 愛嬌
社会人ならわかると思いますが、世の中うまく渡るには愛嬌が必要です。
特に面接なんかは、短い時間で評価されるので、外見的な評価がメインになるでしょう。笑顔が大切であると声を大にして言いたいです。
出世する人は、上司に対して愛嬌が良いし、転職後にも使えると思って笑顔の練習はしておいたほうが良いです。
4. 考え方
前にも記したが、日本では転職に関する考え方が固いと思います。
転職すると決めたら、後ろを見ずに突っ走る気持ちが大切です。
他業界に転職の場合は、挑戦者であると常に思っていると良いかもしれません。
特に企業は即戦力を求めているということを忘れずに。
5. 学歴・職歴
これはどうにもなりませんね(笑)
これを基準に転職先を考えるのもありだと思います。
6. 資格
転職を有利にするものランキング1位!…だと思っています。
資格をどれだけ効率的に取得することができるかが転職の優劣を決めると言っても過言ではありません。
転職に役立つ・有利な資格をまとめました!!
7. 学力
地頭よりも基本的な学力が求められると思います。
高校卒業程度の知識もそうですが、やはり社会人としてのマナーであったり、考え方というものを身につけたいものです。
社会人が身につけるべき知識の最たるものは、時事ネタです。
これは、知っていて当然であり、面接はもちろん普段の何気ない会話にも必要です。
まとめ
・現在は転職に有利な状況。
・転職サイトはきちんと選ぼう。
・転職を成功させるためには、有効な資格を取得することが重要。
以上です。
転職者に幸あれ!